アン・ルイスは日本の元歌手です。ここでは１９６０年代からから１９９０年にかけて活躍したアン・ルイスの代表作、恋愛と結婚とその後。また現在について書いていきます。
（画像引用：amazon.jp）
アン・ルイスのヒット曲、恋愛と結婚、現在はどうしている？
アン・ルイスのプロフィールやデビューまでの経緯
<プロフィール>
芸名：アン・ルイス
本名：アン・リンダ・ルイス
生年月日：１９５６年６月５日
出身：兵庫県
ジャンル：歌手（歌謡ロック）
アン・ルイスは兵庫県神戸市に生まれ横浜で育ちました。父親はアメリカ人で母親が日本人のハーフです。１４歳のときに横浜外人基地で、人気作詞家、なかにし礼によってスカウトされました。
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そして１９７１年『白い週末』でデビューします。
アン・ルイスの本業は歌手ですが、コマーシャルにバラエティ番組に出演し、元祖ハーフタレントとしても活躍していきました。
デビュー当初は清純派アイドル歌手として活動してきたアン・ルイスですが、その後、歌謡（和製）ロックテイストの激しめ、かつ大人の曲へとシフトしていきます。
ファッションやメイクもファショナブルで個性的なものへと変わり、外見の変化に合わせて発言も率直なものへと変化していきました。
アン・ルイスの代表曲
アン・ルイスは、シングル４６曲と（別途コラボ曲もあり）、アルバム２４枚（別途、カバーアルバム、コンピレーション、ライブアルバムあり）を発表しています。
その多くが、どこかで聞いたことのある曲が多い。
つまり名曲ということなのでしょう。
『グッド・バイ・マイ・ラブ』（１９７４年）
『甘い予感』（１９７７年）
『女はそれを我慢できない』（１９７８年）
『ラ・セゾン』（１９８２年）
ハードなテイストの曲。作詞：三浦百恵、作曲：沢田研二
作詞したのは山口百恵、アン・ルイスとは親友でした。このとき山口百恵はすでに芸能界を引退していましたが、息子が生まれたアン・ルイスの育休明けの復帰作を応援するかたちで詩を贈っています。
『六本木心中』
バブル時代らしいタイトル、思わず高揚感が沸きますね。
アン・ルイスの結婚
アン・ルイスは１９８０年５月に歌手の桑名正博と結婚し、翌年５月に長男・美勇士を出産しました。近年では子供が産まれても性別・名前を非公開にする芸能人が増えましたが、当時は性別も名前も普通に公開されていました。これも時代の流れですね。
桑名正博といえばロックバンド『ファニーカンパニー」からソロに転向。１９７０年代後半には『サード・レディ』やカネボウ化粧品のCM曲として大ヒットした『セクシャルバイオレットNo.1』で有名な和製ロック歌手です。
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また桑名正博の実家は旧家の資産家で「桑名財閥」と呼ばれるほどの家柄。ちなみに妹の桑名春子も歌手で、現在も活動を続けています。
アン・ルイスと桑名正博は盛大な結婚式を挙げましたが、結婚生活は長くは続かず１９８４年に離婚します。
離婚理由としては、アン・ルイスが桑名正博の実家と折り合いが悪かったこと、また桑名正博が、１９８１年９月にファンの女性への強制わいせつで逮捕され（不起訴処分）、さらに同年１２月には大麻パーティーで取り調べを受けるといった複雑な原因が重ねったことが考えられます。
アン・ルイスの引退
アン・ルイスは１９７０年代から１９９０年の前半、芸能界の第一線を駆け抜けてきました。その間に人気歌手の多忙に加え、結婚に出産、離婚を経験そしてシングルマザーとして子育てをこなしてきました。
そうするうち次第にアン・ルイスは情緒不安になっていきます。やがて診断された病名はパニック障害。限界を感じたアン・ルイスは活動を休止し、アメリカに軸足を移すようになっていきます。
１９９５年にパニック障害を発症したことを発表し、１９９９年に活動休止、２００５年には再会しているものの、芸能界とは距離を置くように。
そんな中、２０１０年にかつての歌手仲間、研ナオコと再会する場面が『カスペ!・芸能界の告白大ヒットに隠された壮絶人生SP !』で放送されました。このときの出演は息子の美勇士からの申し出で、両親と自分で曲を発表したいという願いからでした。
そのときの美勇士の願いをアン・ルイスは快諾。その後２０１３年には、親子３人で制作したCDが発表されました。アン・ルイスは本作品をもって歌手活動の引退を発表しています。
ここに記載しておくと、勇美士は２０１１年に元宝塚歌劇団の男役、日向煉と結婚。４人の子供の父親になっています。またミュージシャンだけでなくゲーマーとしても活躍しています。
アン・ルイスのその後
現在もアン・ルイスはアメリカで暮らしています。再婚はしておらず、猫をたくさん飼っているそうです。
歌手活動以外では、アクセサリーブランド『PUKABUKA』のプロデュースを手がけ、ネットで作品を購入できましたが、最近確認したところサイトは閉鎖されたようです。
２０１０年頃「もうやり尽くした」と本人が語っているように、アンルイスの生き方を見ていると、人生は必ずしも一つの生き方を貫くだけでなく、ときに変化も必要なことを教えられます。
