（画像出典：amazon.jp）
堤大二郎は日本の俳優です。ここでは堤大二郎のデビューから代表作、私生活について書いていきます。
堤大二郎はどんな人？代表作と家族について
堤大二郎のプロフィールやデビューまでの経緯
<プロフィール>
芸名：堤大二郎（つつみ・だいじろう）
本名：早島正人（はやじま・まさと）
生年月日：１９６０年１２月７日
出身：東京都中野区
ジャンル：歌手、俳優
出身高校：東京電機大学高校
堤大二郎は、東京都中野区に生まれました。六本木で後に所属することになる事務所の社長・渡辺正次郎にスカウトされて芸能界入り。
１９８０年に東京１２チャンネル（現・テレ東）放送の特撮ドラマ『ぼくら野球探偵団』で主演。特撮のヒーローもので『少年探偵団』を少年野球に置き換えたユニークなドラマでした。
１９８１年には『燃えてパッション』を発売。兄貴的な存在で女性ファンからの人気を集ます。
また当時、アイドルの登竜門でもあったNHKの歌番組『レッツゴーヤング』ではレギュラー出演を果たします。
１９８２年に発売された『花はおそかった』は１９６７年の美樹克彦によってヒットした曲のカバーでした。しかし時代にそぐわずにヒットせず、その後歌手としては低迷します。
低迷の背景には、ジャニーズ事務所からの圧力もあったと言われています。
（画像引用：amazon.jp）
堤大二郎、俳優としての代表作
アイドル歌手戦国時代でもあった１９８０年代、歌手として低迷していた堤大二郎は、俳優業に活路を見出します。
１９８４年、NHK大河ドラマ『山河燃ゆ』（原作：山崎豊子）では、松本幸四郎（現在の松本白鸚）が演じる主人公の天羽賢治の弟役、天羽勇を演じ、役者として高い評価を受けました。
また、同年に公開された映画『零戦燃ゆ』では主人公の浜田正一を演じました。本作品は柳田邦男によるノンフィクションで、太平洋戦争時のパイロットの物語。こちらの作品は、東映が当時の力を入れた映画で、キャストには加山雄三、丹波哲郎、北大路欣也といった名優たちが名を連ねました。
丹精で派手さと古風さをミックスしたルックスと男性的な存在感を合わせもった堤大二郎は、時代ものの出演がマッチしたと言えるでしょう。
堤大二郎のアメリカ人女性との恋
そんな俳優活動が目立ち始めていた１９８５年、２４歳だった堤大二郎は、週刊誌によりアメリカ人女性との恋の噂が浮上します。
お相手の女性はエレノア・モンデール。父親のウォルター・モンデールは１９７７年のジミー・カーター政権時に副大統領を務めた人物です。
報道を受けて堤大二郎は交際を認める発言をしており、一時は結婚が囁かれたものの、いつも間にか噂は聞かれなくなっていきました。
その後エレノア・モンデールは女優、キャスターとして活躍していましたが、２０１１年に５１歳の若さで亡くなっています。
堤大二郎、撮影中の事故
１９８０年代中ばを過ぎると、キャリアを歌手から俳優へと完全にシフトした堤大二郎はテレビドラマでの露出が目立つようになっていきます。
その当時は時代劇も現在より数多く放送されており、また堤大二郎は剣道や刀道の有段者でもあったたことも活動の理由だったのかもしれません。
また２時間ドラマの繁栄期であったため、サスペンスやミステリードラマにも数多く出演しました。
そんな堤大二郎でしたが、１９８８年ドラマ『軽井沢シンドローム』の撮影時に堤大二郎自身が運転した車で撮影スタッフの１名を死亡、７名に大怪我を負わせる大事故を起こしまたす。（番組は撮影中止、ドラマはお蔵入りになりました）
その後、本件は撮影方法や撮影時の対応について番組制作側に責任があったとされ、演技者であった堤大二郎は不起訴処分になりました。亡くなられたスタッフの遺族からも「素晴らしい俳優になって」と声をかけられましたが、堤大二郎はその後１年間にわたり活動自粛に入りました。
当時のワイドショーで、包帯姿で泣き崩れる堤大二郎が映し出されましたが、胸が苦しくなった人も多かったことでしょう。
堤大二郎の結婚と現在
１９９０年代に入り、テレビドラマと舞台への出演を続けていた堤大二郎でしたが、２００１年に舞台の共演を通じて知り合った、女優・三浦リカと同年、結婚します。
妻となった三浦リカは１９５８年生まれ、アイドルとして活動した後に女優業に転身し、テレビと舞台で活躍していました。
（画像引用：https://k-plus.biz/）
その後は夫婦仲良く暮らしていましたが、２０１０年に三浦リカが全身性エリテマトーデスという難病に罹っていることがわかります。
この病気は膠原病の一種で免疫以上によって引き起こされ、１０万人に一人ともいわれ女性に多い病気です。
やがて治療が開始されましたがステロイドによる副作用が起こり、手足がしびれを起こす後遺症が残ってしまいました。しかし堤大二郎はそんな妻に代わって家事をこなすなど、心身ともに支えてきたそうです。
人気俳優と聞くと才能と運に恵まれ、誰もが羨む幸せな人生を歩んできたように感じてしまいがちですが、堤大二郎のこれまでの人生は決して平坦ではなかったのでしょう。
（画像引用：堤大二郎オフィシャルファンクラブ https://www.team-tsutsumi.com/ ）
しかし２０２０年に堤大二郎は、無事に芸能生活４０周年を迎えました。コロナ禍でも出演したドラマの放送は続いており、元気な姿を見ることができます。
